2011年 05月 31日 ( 1 )

利用者さんから学ぶ思考 ~その4~

Fさんの自宅の居室は畳部屋で、
ちゃぶ台布団のある部屋を中心に、生活されるそうです。
ですから、リハビリでは床からの立ち上がり動作の練習は、必須となります。

b0197735_19464481.jpg


しかし、実際に自宅に戻ってから、
Fさんがリハビリで獲得した動作を行なってくれる
という保証ありません

座位からしっかりと立たずに四つ這いで、
或いは這って移動することが日常化することも、
充分に考えられるからです。

そのようなことが習慣化されれば、
足腰が弱って立てなくなることも考えられますが、
それをFさんの自己責任に帰するつもりもありません。

寧ろ、そのような生活を想像して、僕らは、
Fさんが自己責任を背負い込む事態になってしまうことを予防する
という観点にすり替えて、助言指導をしていく必要があります。


ちょうど、自宅から200m程離れた所スーパーがあるそうなので、
自宅内の動きに拘らず、
そこにヘルパーさんと付き添いで、
生活用品を買いに行くのもよいかもしれませんし、

デイサービスを利用する話も持ち上がっているようなので、
そこで歩く時間を設けてもよいかもしれません。

b0197735_19543328.gif
b0197735_1957380.gif
b0197735_1959523.gif




それが、予防として上手く機能するかどうかは、
今の時点では何とも言えませんが、 
『正しいやり方』 を教えたけど 『やらない』 で終わらせるのではなく、
Fさんの実情に合わせたプランを提案したい 

とは思います。

そしてそれを、
これからケアマネさんとも充分に話し合って、見つけていきたいと思います。

でも、まずはFさんともう少し話をしてみることの方が先ですね。

『実際に歳とってみんことには分からんのよ。』と言われて、 
『そうですよねぇ。』 で終わってしまっていては、
作業療法士としては失格ですから。

少なくとも僕には 
歳をとってみないことには分からない』 ということは 『分かる』 のですから、
そう仰るFさんの立場は尊重しつつ、
今の時点ではそこを切り口にして、何か僕にできることはありはしないか、
具体的に考えるより他はありません。

三十路を過ぎた若造に考えられることもぶつけて、
Fさんとの落とし所を探っていきたいと思います。





[PR]
by hiro-ito55 | 2011-05-31 20:21 | 作業療法 | Comments(0)

作業療法士です。日頃考えていることを綴ります


by いとちゅー
プロフィールを見る
画像一覧