ボヤージュ


僕らは 今という名の 時の波に乗り 未来へと辿り着く小さな舟
波は舟を迎え 運び 飛沫を上げて散っていく 流れるままの僕らの記憶
何度も何度も波に乗り それを越え 時に身を任せている

繰り返しあることが永遠なら 重なり合う波もまた 同じように戻ってくる
ありふれた日常の中で 全ては永遠と信じたい

僕らが航海を始めてから ずいぶんと時が経ったように思う
今きみは どのあたりにいるのだろうか

もし祈り続けることで あしたがまた 手の届く未来のうちにあるのなら
それはきっと 僕らだけに確実な約束になる

なにげない笑顔に触れること 些細な我がままに出会うこと
それら全てが かけがえのない未来となる

そのために僕らは 同じ時を生きている
舟はもう二度と 戻れないことを 知っていたとしても....。

ただ繰り返しある日常でも それが永遠であると祈りながら
僕らは かけがえのない同じ時を生きている

戻ることのできる時の記憶は 直向きに生きてきた 今へと続く道標

気付いたとき 
それは 鮮やかに甦る 旅の記録であるだろうか

過ぎてきた一瞬を また辿れるとすれば
それは 羅針盤のように 僕らの座標を指し示してくれるだろうか


僕らは 今という名の時の波に乗り 未来へと辿り着く小さな舟
今でも 同じ風に吹かれ 同じ波に打たれながら 同じ時を生きている

波は舟を迎え 運び 飛沫を上げて散っていく 
それが 流れるままの僕らの歴史だとしても でたらめな軌道だとしても
時の旅に出ていくため 僕らはまた漕ぎ出していく













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by hiro-ito55 | 2015-06-16 00:01 |

作業療法士です。日頃考えていることを綴ります


by いとちゅー
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