イロトリドリノセカイ


白か黒か、そんなものをどこまで望んでいるのだろうか。

私とあなたはちょっとだけ違うもの。その隣の人もまた、ちょっとだけ違っている。
そしてそのまた隣の人も....。

そうやって、
淡いグラデーションを描いて、僕らの世界は在るんじゃないだろうか。

みんなちょっとだけ違うから、きっと僕らは一緒に頑張れる。
みんなちょっとだけ違うから、きっとまた会いたいと思う気持ちも湧いてくる。
そして、違う誰かとしてのその人を、認めていくことができる。


僕らは、
淡いグラデーションの中に、それぞれの軸を持っている。
違う空の下、それぞれの色を描いて在る中に、僕らの持つ魂の豊かさは宿っている。

そしてその豊かさは、
共感という名の、それぞれの感受性によって惹かれ合うのだということを、
忘れてはいけない。

私は私の色を持っている。
それは、ときに強烈な個性を放ったり、誰かの色と混じり合ったりする。

けれどその色は、誰かを退けたときに現れるものではない。
自分や相手を本当に知りたいと思ったときに、その誰かの色は現れてくれる。
その人自身の中にも、それを感じる誰かの中にも現れてくる...。

それが、
誰かを知るということ。
私を知るということ。

みんな一緒でもなく、あなたと私は全く違うのでもなく、
みんなそれぞれの色を持って在るということ、

それが、掛けがえのない魅力になっていくのだと気付くのに、
僕らは少し、自分や相手に対するアンティミテという感性に、鈍感になっているのかもしれない。

それとも、それが当たり前だと思えなくなるほどに、
僕らの世界は、複雑になり過ぎているのだろうか....。


たとえ震える身体であっても、怯える心であっても構わない。
みんな違う、イロトリドリノセカイ。

その中で、自分の色で輝けばいいと気付くために、
ときに僕らは、あまりにも遠回りしてはいないだろうか....。


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by hiro-ito55 | 2014-10-01 18:25 | 美意識

作業療法士です。日頃考えていることを綴ります


by いとちゅー
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