おかえりなさい


昨日は、担当利用者さんの退院後初めてのリハ。

痛みの再発が気掛かりだったけど、
昨日は思いのほか元気な姿を見ることができて、ホッとした。

実は、彼女がリハ目的で入院しているときに、
近況を知らせる情報が、病院側からファックスで送られてきたことがある。

「リハビリ後の夜間痙攣と下肢疼痛の悪化が、
 顕著にみられるようになってきております....、」

そこまで読んで、嫌な予感が的中したと思った。

疾患の特徴から、
少しの運動でも体に負荷が掛かったり、疲労がたまったりしているときには、
疼痛やクローヌスが出現しやすいことは分かっていたし、
その情報も、毎月主治医には報告書としてちゃんと上げていたのに....。

そして、痛みは我慢の限界を超えてしまったようで、
本人は鎮痛剤の投与を希望するも、
病院側は、緩和医療の体制が整っていないことを理由に拒否。
代わりに、精神科の医師による治療を勧められた。

そして、彼女が精神科医の治療を拒否すると、
今度はあからさまに仮病扱いされたという、
信じられないような話を、看護師と本人から聞かされた。

そのときファックスで送られてきた情報に、
その後の治療方針については詳しく書かれていなかったけど、
看護師の話では、精神安定剤の投与を勧められた上に、
病室の監視カメラの設置も検討されたのだという。

精神疾患があるわけでもなく、ましてや嘘をついているわけでもなく、
彼女はただ、痛みを和らげてほしいだけなのに...。

彼女にとっては、
そんな対応をされたことが、たいへんなストレスだったのだろう、
そのときの記憶が、断片的にしか残っていない。

病気自体が治ったわけではないけれど、退院後の今は、
他院のペインクリニックを受けて、幸いにも痛みが自制内で経過できていること、
それを確認できただけで、僕は少し安心した。

けれど、一番ホッとしたのは彼女自身だと思う。


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Commented by たくぞー at 2014-07-13 19:50 x
この前、私が訪問ヘルパーとして関わらせて頂いている利用者様が入院先の病院から退院してきました。
たった一週間の入院でしたがADLはがた落ちでした。
原因は一日中ベッドで生活していたことです。
ご家族のレスパイトのための入院だったのに、これでは何のための入院だったのかと、ケアマネさんもリハの先生も仰っていました。
他にも今まで同じような状況になられた方たちを、何度も見てきました。
こういう仕事をしていますと、私も病院側は在宅で生活される方たちの一時入院のあり方を、もっと考えてほしいと思うことがあります。
纏まらないコメントですみません。
Commented by hiro-ito55 at 2014-07-14 19:47
たくぞーさん、こんばんは。コメントありがとうございます(^・^)。

レスパイトで入院したはずが、ADLが落ちて戻ってきた。
これは、在宅介護・医療に携わっていると、しばしば直面する現実ですね。
ですから、たくぞーさんの抱えているやり切れなさも、よく分かります。

利用者さんは、こんな言い方をすると嫌がるかもしれませんが、
たくぞーさんの経験されたことも、僕の場合も、要は受け入れ側の管理の問題だと思うのです。

痛みの発生も含めて、それを予防するためにはどうすればいいか、また起きてしまった時にどのようにケアすればいいか、
患者さんをサポートするそういったマネジメント体制が、チームとしてしっかり検討・確認・実践されているか、ということだと思います。
今回紹介した彼女の疼痛も、今に始まったことではないのですから、結局はチームでサポートできる体制が整っていなくて混乱し、結果として、患者の訴えを疑う方向に向かったのだと思いました。
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by hiro-ito55 | 2014-07-13 00:01 | 作業療法 | Trackback | Comments(2)

作業療法士です。日頃考えていることを綴ります


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