ツナガリ


彼は、自分は充分に孤独であると思っている。
併し、彼は、実際には、人々と共にいなければ孤独ではない。
人間はみなそうだ。
誰も孤独を守ることなぞ出来ない。
人中に孤独をさらし、方々に風穴を開けられるだけである。
                  ― 小林秀雄 ―



どんなに人の手を借りなければ生きていけない人だって、
きっと誰かを支えて生きている。
一人で生きている人間など、誰もいない。

その気付きを与えられて、
初めて人は、失いかけた自分にもう一度出会うことができる。

支える誰かとのツナガリを通して、
人は「生かされる存在」であると同時に、「生かす存在」でもある、
ということに気付いていける。

自立や自律と向き合うことも、
ツナガリの中にこそあるのだと気付いていける。

患者であろうと健常者であろうと、
人である限り、やっぱりそれは変わらないのだと...。

その発見を、利用者とそれを支える家族と共に探していけること。
それは、関わる者としての大きな喜びであり、大切にしていきたいことでもあります。


A Happy new year.
今年も宜しくお願いします。


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Commented by かおる at 2014-01-13 02:36 x
今年もよろしくお願いします。m(_ _)m

何らかの役割を持たされた時、充分に動けなくても周りの役に立つ事ができたことを実感できます。
全介助してもらっている頃、学生が来てくれたときだけ自分の本来の役割を果たす事ができました。怒られても怒られても見舞いに来てくれた学生さんに感謝してます。
困っている時こそ、人との繋がりは有り難いですね。

今年は、いとちゅーさんとももっと繋がりを持てたらいいなと思ってます。
Commented by hiro-ito55 at 2014-01-13 22:35
かおるさん、こちらこそ宜しくお願いします(^_^)。

実はとしさんから、かおるさんのことを少しお聞きしました。
彼女は今入院中ですが、彼女自身かおるさんとお会いできればと、その機会を楽しみにしています(もちろん僕も)。

今週僕は、また彼女のお見舞いに行くつもりでいます。
掛け替えのない自分の人生を、病気と闘いながら一所懸命に生きる彼女の姿を見ると言葉をなくしてしまいますが、かおるさんもどうか、彼女を応援してあげて下さいね。

今年も宜しくお願いします。
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by hiro-ito55 | 2014-01-03 17:49 | 作業療法 | Trackback | Comments(2)

作業療法士です。日頃考えていることを綴ります


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