ツナガリ


彼は、自分は充分に孤独であると思っている。
併し、彼は、実際には、人々と共にいなければ孤独ではない。
人間はみなそうだ。
誰も孤独を守ることなぞ出来ない。
人中に孤独をさらし、方々に風穴を開けられるだけである。
                  ― 小林秀雄 ―



どんなに人の手を借りなければ生きていけない人だって、
きっと誰かを支えて生きている。
一人で生きている人間など、誰もいない。

その気付きを与えられて、
初めて人は、失いかけた自分にもう一度出会うことができる。

支える誰かとのツナガリを通して、
人は「生かされる存在」であると同時に、「生かす存在」でもある、
ということに気付いていける。

自立や自律と向き合うことも、
ツナガリの中にこそあるのだと気付いていける。

患者であろうと健常者であろうと、
人である限り、やっぱりそれは変わらないのだと...。

その発見を、利用者とそれを支える家族と共に探していけること。
それは、関わる者としての大きな喜びであり、大切にしていきたいことでもあります。


A Happy new year.
今年も宜しくお願いします。


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by hiro-ito55 | 2014-01-03 17:49 | 作業療法

作業療法士です。日頃考えていることを綴ります


by いとちゅー
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