みんな違って当然
2013年 10月 28日
週末は職場の食事会。
みんなでお肉を食べに行ってきました。
場所は名古屋市名東区にある「千薫庵」というお店。
外は立派なお庭。
個人的に行こうと思えば、目玉が飛び出るほどのお値段のお店で、
巷の噂では、あのデヴィ夫人も行ったことがあるとかないとか...。
店内の雰囲気はこんな感じです。
挨拶に訪れたお二人のシェフが、さっそく目の前で調理してくれます。
そしてメインは宮崎牛。A5ランクのりっぱな霜降りです。
それを目の前で焼いてくれます。
僕はミディアムで注文したけれど、
ウェルダムにしても、とろけるような柔らかさでした。
そして仕上げはガーリックライス。
味音痴な僕だけど、これにも大満足☆
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そんな幸せなひととき...。
お腹が満たされた後も、みんなでワイワイガヤガヤと雑談していたのですが、
その中で所長が何気なく仰ったことが、僕にはとても印象的だった。
仕事をしていると、業務上の都合で、
どうしても担当の交替をしていかなければならないことがあります。
前任の看護師から次の看護師へと担当を引き継ぐとき、
そこには既に前任の看護師のやり方が定着していることがあるのですが、
所長はそれに気付いたときに、すごく嬉しくなると仰った。
前任者のやり方が定着しているということは、
それだけ利用者やご家族と担当看護師の間で、その方法が受け容れられ、
当事者同士の間で信頼関係が成立していたということだと...。
前任者のやり方。
それを、やりにくさではなく、
嬉しさと感じると目の前で言われたのは初めてのことでした。
提供できる看護(もちろリハも)は、一人一人違っていて当然。
みんな一緒なのではなく、後任者はそのやり方を受け継ぎつつ、
自分の色を出していけばいい。
だから、「前の担当の方は、こういうふうにしていてくれたんですよ」
という言葉を、ご家族やご本人から伺ったとき、
前任者は彼らの生活の一部にちゃんと溶け込んでいたんだなと、所長は感じるのだと言う。
ぼくが今まで働いてきた職場はどこも、
リハや看護は、誰が担当しても同じものを提供できなければいけないし、
それがチーム医療というものだという価値観で、みんな動いていた。
もちろんそれが、
職員の質的なボトムアップを指して言われていることならば問題はないけれど、
残念ながら多くの場合それは、業務効率アップのための建前にすぎなかったように思う。
僕はそれがたまらなく嫌だった。
集団的に考えて、それに沿って振る舞うことと、
個人の無責任さはどこかで繋がっている...。
いつも、そんなふうにさえ感じていた。
だから所長の言葉は、それが間違っていないということを、
笑顔でさらっと言ってのけたように僕には思えた。
利用者が一人一人違うのと同じように、
担当する者にも、みんなそれぞれに違うやり方があっていい。
そうはっきりと言えるのは、周りの職員への信頼があってこそだと思う。
だから僕も、
最善を尽くしながら仕事をしたいと、素直に思えるのかもしれない。
あ、因みに今回ご馳走になったお店「千薫庵」の場所はここね。
↓↓
マピオン地図(千薫庵)
お金に余裕のある方は、ぜひ一度足を運んでみるといいと思います。
文句なしの五つ星です☆
by hiro-ito55
| 2013-10-28 13:01
| 日常あれこれ
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