月光 Castle・imitation


最近、言動が不安定な鬼束ちひろですが、
この歌を最初に聴いたときの衝撃は、忘れない。







一瞬で消えてしまう不安定な『何か』を、
永遠の何かに置き換えようとすること
に、
アーティストの全てがあると、僕は思う。

不安定なものを安定させることができるのは、
本当に限られた人だけ。

その不安定なものを前にして、
自分のノイローゼを表現することは、
自分を主張することで、物を表現することとは違う

物を表現せずに、自分の考えや勝手な夢を思い描こうとすると、
神経の苛立ちが、自ずと出てしまう
けれど、

自我が強くなければ、良い作品は創れないもので、
それが出るほど、個性的だと言われてしまう


本当は、表現したい対象は敵ではなく
心の欲しいままを取り去って、これと向き合うこと


それによって表現されたものが、どんなに悲しいものであったとしても、
そのアーティストの全的な活動のうちに、感動はあるのだと僕は思うし、

優秀なアーティストほど、
人を安らかな、安定した気持ちにさせてくれるもの
だと思う。

良い作品は、
人をくたびれさせる筈がない


彼女の歌を最初に聴いたときの感想は、
そんな、音楽の持つ謙虚さ素晴らしさ
向き合える時間を持てたことでした。






[PR]
by hiro-ito55 | 2013-02-02 20:28 | 音楽

作業療法士です。日頃考えていることを綴ります


by いとちゅー
プロフィールを見る
画像一覧