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受け入れの少なさを実感


訪問で外を廻っていると、デイサービスの送迎車をよく見かける。
僕の住む地域でも、デイサービスを手掛ける所が増えてきているようだ。
中には、ショートステイの利用が可能なところもある。

自宅に閉じこもりがちな利用者さんたちが、
機能維持や社会交流の場としてデイを利用する。

また、介護を担う家族のレスパイトの時間を確保するために、
デイやショートを利用する場合だってある。

でも、経鼻栄養の患者さんを受け入れてくれるところが、実は非常に少ない。

現在、痰の吸引を必要としている利用者さんが、何名かいらっしゃる。
呼吸リハをした後には、毎回ご家族に痰の吸引をお願いしている。

どの家庭も、デイサービスやショートステイの利用を望まれているが、
今のところ、受け入れに手を挙げてくれるところは見つかっていない。

痰吸引器を常備していても、実際のところは、
誤嚥や窒息などの事故を恐れて断られているというのが、現状なのかもしれない。


そもそも、
経鼻栄養が適用になる患者さんは、嚥下機能が著しく低下しているため、
痰や唾液などでも誤嚥しやすく、そのために一日に何度も吸引が必要となる。

ご家族は、退院前、或いは退院時に吸引器の使い方を教わるが、
経鼻栄養の患者さんは、介護度が重度である場合も多く、
ヘルパーや訪問看護をフルに利用したとしても、在宅での介護負担は大きい。

しかし、こういったケースでは、
在宅生活を支える介護者の、レスパイト確保が重要となるにも拘らず、
吸引を適時行える体制にないという理由で、受け入れを断られてしまう。


確かに、
運動器リハを売りにしたリハビリ型や、のんびりと半日を過ごすための民家型、
集団でのイベントや催し物で賑やかに過ごせる大規模型など、
一見すると、デイサービスも利用者の多様なニーズに応えているかのように見える。

しかし、痰吸引のような処置が適時必要となる利用者さんとなると、
それに対応してくれる所を探すのは難しい。

経鼻栄養の患者さんの、在宅での絶対数は少ないといっても、
ニーズがある以上、受け入れてくれる事業所もそれなりにあってほしいと思う。


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by hiro-ito55 | 2015-11-13 21:16 | 医療・福祉・対人支援 | Comments(0)

作業療法士です。日頃考えていることを綴ります


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