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ハンドメイド自助具と補助具 ―その2―


手に装着する自助具の中に、万能カフというものがあります。
手のひら側に付いたポケットの中に、スプーンやフォークを指して使う道具ですが、
あれ、既製品で購入すると確か2,000円ぐらいだったと思うけれど、
これって、けっこう高い買い物だったりする。

そんなことを、訪問リハでおジャマしてるOTさんと話したところ、
「いいよ。ワタシ作ったげる。」と、二つ返事。

んで、出来上がったのがコレ。

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特徴は、
既製品ではマジックで固定する部分を、プラスチックのバックルにしたところ(赤矢印)。
そして、カフがより手に密着するように、「しぼり」の部分を設けたこと(青矢印)。

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この話を持ち込むときに、
「マジックだと使い続けたときに、どうしても粘着性が低下するよね。」
「軽くて、もっと手に馴染むものはないかな。」
などと話してた。

だからこれは、その条件を見事にクリア。
素材が布なので、これなら隙間なく手の形に合わせて装着できます。

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因みに、スプーンなどを差し込むポケットの部分、
外からは見えないけれど、
強度を確保するため、中にプラスチックの板が埋め込まれています(赤矢印)。

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としさん、
体調悪い中、無理言って作ってくれてありがとね(^_^)。
いつも感謝です。


*関連記事:『ハンドメイド自助具と補助具』








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Commented by ポコペン at 2014-03-24 17:35 x
いとちゅーさん、これってナイスアイデアですね。
私も患者様に自助具を薦めることがあるのですが、紹介するのはいつも既製品で、カタログの中から選んでいただいています。
だけど、カタログの製品ってけっこう「高い」ですよね(^_^;)。
もちろん、既製品は既製品で良いところはあるし、安全面にも十分に配慮していると思います。
でも、私たちの工夫しだいで既製品に負けないものを作れるのなら、患者様だってきっと喜んでくれると思います。
私も挑戦してみますね(^_^)。

ちなみに、これを作ったOTさんって、昨年OTジャーナルに連載されたことのある方ですか?
Commented by hiro-ito55 at 2014-03-24 21:30
ポコペンさん、こんばんは(^_^)。
現場で働いていて、こんなのがあったらいいなと思うことはたくさんあるのですが、実際にそれを作って提供できるかどうかは、正直難しい場合もあります。
今回はたまたまニーズとアイデアが一致した事例ですが、既製品を提供するというのも立派な援助方法だと思います。

これを作成したOTさん、ポコペンさんのご推察通りの方ですが、万能カフ、ポコペンさんもぜひ挑戦して、感想を聞かせて下さいね(^_^)。

Commented by とし at 2014-03-27 00:38 x
こんばんわ~

万能カフくらいなら、一週間時間くれたら出来るよー
あっ、私がやる気になればだけどね…
普通の人が集中して作ったら2時間、ミシン使ったら1時間あれば出来ちゃうと思う。

ハンドメイドのイイところは、好きなようにできること。
デザインもだし、素材、形も可能な範囲で好きなのようにアレンジできる。

あとはコストだよね。
既製品はしっかりしていて、耐久性もあるから長期的にみたらそんなに変わらないかもって思ってます。
ハンドメイドは、安く仕上げることが出来るけどすぐにダメになっちゃう。

双方のいいところを比較して、いい方を勧めていけばいいんじゃないかなーって思います。

いとっちくんには裁縫は無理だから、時間に余裕がある場合だったら声かけてみて(^-^)

ポコペンさん、はじまして。
そうです、連載させていただいてた者です。
カフは作ってみると意外と簡単ですし、安く出来ちゃいます。

私は、端切れとマジックテープ(これはカチッってはめるやつ)、ポケットの芯にはクリアファイルを切って入れています。

何を使うかアイデア次第でどうにでもなります。

ぜひ、挑戦してみてください♪
Commented by hiro-ito55 at 2014-03-27 20:34
としさん、こんばんは。丁寧なコメントありがとう(^_^)。
んで、ついでに勝手に紹介してゴメンね(^_^;)。

今まで、僕がとしさんのように手先が器用だったらと、何度思ったことか...。 
裁縫...お察しの通り、チクチク縫い縫いは僕には絶対無理な分野です(T_T)。

だからアイデア浮かんだら、これに懲りずにまた持ち込ませて相談させてね。
もちろん、としさんの余裕のあるときにね(^_-)。
Commented by kaoru at 2014-05-15 00:18 x
しばらくお邪魔していなかったので、かなり遅れたコメントですみません。自助具のお話だったので出てきました。

私も臨床時代スプリントや自助具を良く作っていました。
私が就職した頃は、今のように既製品が無かったので造らざるをえなかったと言うのが実際ですが、使用する人の状態に合わせて素材や形を考えてスプリントや自助具を造るのは担当セラピストの仕事の一部だと思います。

以前担当PTが老健入所者の訓練用SLBを作って、訓練に使ってました。

今は既製品が多くあるので、自分で作れると言う事を知らないセラピストもいるのだと思います。
私が入院中も同室の方がRAで自助具がいろいろ必要な状態でしたが、担当OTは何も対応してくれなかったので、私が作ってしまいました。

上手下手は関係なく、必要なものは担当セラピストが作り、事故が無いように細かなチェックと使い方の指導が大切だと思います。利用者に合わせて何度も作り直す事で、自然と上手になって行きます。
Commented by hiro-ito55 at 2014-05-15 20:12
かおるさん、お久し振りです(^・^)。
自助具は自分で工夫して作ろうとすることで、その構造や特質をより理解でき得るものですね。
また、成功しても失敗してもそうやって取組むことが、人の動きや生活をより深く知るための第一歩になるのだと思います。

既製品は既製品で良いのですが、例えば何かの法則を発見した科学者だって、一番最初にそれを発見した人は、どうしてそうなるのか、その不思議さにきっと驚いていたと思います。
そういう全的な経験が、人や物への理解をより一層深めるのだと思います。

既成の方法や製品を使うことで、今たいへん便利になったとは思いますが、それを使うだけでなく、自分で発見していく喜びは失いたくないものですよね(^・^)。
by hiro-ito55 | 2014-03-24 16:46 | 作業療法 | Comments(6)

作業療法士です。日頃考えていることを綴ります


by いとちゅー