ゼロからの始まり
2013年 07月 06日
この仕事を続けてきて、分かったことがひとつ。
それは、今、自分にできる精一杯に向き合うことの大切さ。
抱えている不満や無力感、そして絶望。
それだけに自分の今を委ねていれば、闇からはけっして抜け出すことはできない。
誰かと何かを分かち合うことで、思いを共有することはできる。
共に考え、悩み、歩むこともできるだろう。
けれど、これだけは忘れないでいてほしい。
どんなに力を尽くしても、
人が誰かの為にできることなど、たかが知れているということ。
たとえどんなに弱く小さな一歩でも、自分の足で歩き出そうとしない限り、
抱えている絶望は、どこにも消えていくことはないということ。
人は弱く、失ったものが多いほど、ちょっとしたことでも躓いてしまう。
けれど、弱いからこそ自分の精一杯を見つけていくことができる。
当たり前のことなんて、何ひとつないことに気付いていける。
だからいつでも、
自分に出来る何かを、ひとつずつ積み上げていく。
人は、そうすることでしか自分に形を与えてやることができないのなら、
生きることは、自分の弱さと向き合うということ。
そして、それでも探し続けるということ。
また踏み出そうと自分を見つめ返すとき、
そんなときに聴くこの歌は、どこか祈りに似ている。
by hiro-ito55
| 2013-07-06 00:05
| 音楽
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