考える生き方のヒント       ~今、伝えたいこと~

hiroyan55.exblog.jp
ブログトップ

僕らにできること


僕が管理者を務めているデイサービスでは、
通常業務において、専門職の立場として『こうあるべきだ』というやり方を、
他のスタッフ利用者押し通そうとすることを、
基本的に禁じています

ともすると僕らは、自分の専門性過信し、
相手に対しては、専門職の立場いいと思うものを、
真っ先に提示提供することで、過度にその存在をアピールしがちですが、

それよりもまずは、
利用者さん良いと思うものできること
やってみたいと思うこと一緒になって探し出し
それを共有していく姿勢を、みんなで大事にしていきたい

そしてそれを踏まえた上で、
必要な時必要な対応でもって、専門職の立場から相手を支援していく
という視点初めて生まれるわけで、

これを、毎日の対人支援の基本に据えています。


だから、
利用者さん集団レク体操機能訓練を、
毎回の決め事として提供することはしないし、

極端な話、デイサービスに来て、
今日は何だか半日ボーっとしていたいという利用者さんに対しては、

形としては、お茶を飲みながら
一緒になってボーっとしてあげることもできます。

勿論、
個別機能訓練加算算定していないからできること、
と言ってしまえばそれまでですが、

これから加算算定するようになっても、
こういう基本的な部分は、大事にしていきたい


思うに、
常に設定した目標意識させそれに向かって相手を追い込むのも、
対人支援のひとつの方法

そしてこちらが、
一般的なリハビリや対人支援のイメージかもしれません。

でも、そうではなく
自分や対象者の今日の歩き方が、
そのまま自然と目標を作り出していくということ、

それが当たり前の日常であれば、
今日の歩みを積み重ねていくことが、
そのまま紛れもなく、目的を貫いたということでもあり、

そのため継続的な支援の内に、
作業療法本当の正体があるのではないかと、

最近僕は、そんなふう考えるようになっています。


こうあるべき』という未来の話ではなく、
対象者自身向かっている今という現実に、どのように処するか
という姿勢のうちに、今日の歩き方というものはある

それを、
誇りを持って大事にしていけること未来があるし、

そこに、
対象者の作業選択や、生活の自由があるように思うのです。

自分自身や相手と争ってまで掲げなければならないような、
何かの代償を求めて止まないものなど、きっと自由とは呼ばない

それを、支援する側に立って考えてみれば、
各スタッフ考え方やり方を、何もひとつに統一する必要はなく、

僕らに出来ることは、
それぞれが自分の能力役割自覚しながら、
お互いの差異を認め合うことで、

それが、
結果として、各専門職の多様性引き出し
良い支援へと結び付けていくこと可能にする。

本当のチームアプローチとは、そういうものだと思います。

b0197735_19175538.jpg


[PR]
by hiro-ito55 | 2012-09-13 19:38 | 医療・福祉・対人支援 | Comments(0)

作業療法士です。日頃考えていることを綴ります


by いとちゅー