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作られるBPSD (前)


入所当初元気だった利用者が、
しばらくするとBPSDが顕在化してくるということがあります。

そしてそれは何も暴言暴力という形だけでなく、
自信ややる気の喪失といった形で、表面化することもあります。

こういった場合、
現場としてはハードソフトも含めて
その人の生活環境をよくよく観察して見直し
善後策を練ると思います。

カンファレンスなどを利用して
その利用者に関る各専門職が話し合い、
ケアマネを中心に、
チームとしてどのように支援していくかの確認と、
具体的な見直しのための合意形成が成されていくのですが、

入所後、しばらくしてからBPSDが顕在化してくるような場合は、
原因が、薬剤の変更などによるものでないならば、
それが、
施設生活によって作られたBPSDである可能性が高いということを、
まずはしっかりと受け止めることも重要です。


しかし、
こういう話し合いの場に参加すると、
自分たち職員からBPSDを作り出しているかもしれないと、
自省的に考えられる人もちゃんといますが、
むしろそういう人は少数派で、

反対に、そのことに対して最後まで無自覚であったり、
或いは、ひどい場合には、
自分たちのやり方をただ否定するだけの非建設的な意見として、
被害的に捉えられたりすることがあることには、驚きです。

それも、
認知症は進行していくものだから』 という漠然とした常識が、
各職員の無自覚さに繋がっていたり、
言い訳に利用されていたりする。

そんな姿勢を、強く感じることがあります。

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by hiro-ito55 | 2012-04-19 19:21 | 医療・福祉・対人支援 | Comments(0)

作業療法士です。日頃考えていることを綴ります


by いとちゅー