考える生き方のヒント       ~今、伝えたいこと~

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個性を尊重する日本人


日本人は、個人よりも組織や社会優先して考える
という話を、よく耳にします。

そしてそれは、日本人には個性がないのだ、
或いは、日本人は個性を尊重しないのだという意見と、
結び付けて論じられることが、多い話でもあります。

現実には、外国の方だけではなく、
一般人であろうが有名人であろうが、当の日本人の中にも、
それが自分たち日本人の欠点であるかのように
思い込んでいる人がいます。

けれど、僕はけしてそうは思わない

日本人が、個人よりも社会組織
優先させて考える傾向にあるのは、個性がないのではなく、
それは、周りの人を尊重する姿勢なのだと、僕は思うのです。

俺が、俺が、と自分を主張して押し切るのではなく、
自分の周りのことを考えてみる。

そういうことができるのは、
自分よりも周りの人や繋がり尊重する姿勢があるからで、
自分のことなど二の次だ、という謙虚な姿勢を持つからです。

いわば、自分よりも他人の個性を尊重する姿です。

この部分が見えていないと、
日本人の側からも、日本人は付和雷同気質だとか、
全体主義だとかという話になってしまう。

そうではなく、組織や社会を優先して考えるのは、
自分よりも他人の個性を尊重するという、
広い意味での個性の尊重なのであって、

それは、
個人から見た人間社会に対する美意識でもあるのだと思います。

そうやって考えると、
日本人が個性を重んじていないとは、
一概に言うことはできない。


東日本大震災からもうすぐ一年が経ちます。

アメリカから被災地の支援活動にやって来た方の中には、
支援物資を手渡すたびに、ほとんどの被災者の方から
 『ありがとう』 とお礼を言われたことに、
とても驚いたという話を、聞いたことがあります。

また、一人ペットボトル2本まで
という制限を受けていたにも拘らず、
給水車の列に皆、整然と並んで
自分の番を待っていられる姿感心した
という外国人の話も、聞いたことがあります。

こういうのは理性ではなく、情緒の働きでできることだと思うし、
それが、日本人の社会に対する美意識なのだと思います。

そういった、日本人に自然と備わっている素晴らしいもの
僕らは大事にしていきたい。

そんなふうに思います。

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by hiro-ito55 | 2012-03-07 18:33 | 日本人 | Comments(0)

作業療法士です。日頃考えていることを綴ります


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