チームアプローチには纏まった動きが必要


僕は、今の職場で事故防止委員会というものに入っています。
目的は、文字通り利用者の事故を減らすため。

どこの職場でもそうだと思うのですが、
介護やリハをしていて、利用者の事故いかに減らせるかは、
喫緊の課題です。

こちらの努力防げる事故は、防がなければなりません。

ただ、職員毎の能力危機意識
或いはやる気そのものに差があるのも事実で、
こういった取り組みには、組織立った関与が必要です。

よくあるのは、
組織やチームとしての動きを効果的なものに変えるためには、
個人の意識を変えることがまず第一
だという考え方です。

しかし、
個人の意識が変わるのは、
チームとして試行錯誤していく過程で起こること、

或いは、チームとして辿り着いた結果であって、
最初に目指すべき目的ではないのですから、

そこのところは、まず押さえておかなくてはなりません。

(もちろん、チームで取り組むためには、
 個人個人が持っていなくてはならない最低限知識や、
 意識共有化を図っておくことは重要です。)


まず個人の意識変革ありきで、組織の変革を語ることは、
一見すると尤もらしく聞こえますが、

例え、最初に個人の意識変革が上手くいったとしても、
よほどの影響力のある人ならですが、
一般的には個人の意識変革というものは、
個人のレベルで完結してしまうことが多いのです。

何故なら、
個人の中で起こったイノベーションを、
組織全体イノベーションへと変化させていくには、

他者への伝達能力
とりわけ言語による表出・伝達能力という
別次元の能力が問われてくるので、

これらは、
全く別のものとして捉えなくてはならないから
です。

例えば、個人的にはとても優秀な介護職員がいたとしても、
その能力が、介護部全体としてのボトムアップに繋がらないのは、
そういった別の能力が要求されるためです。


そうなれば、優秀な職員個人能力に頼って、
チームがその能力に期待しているだけでは、
他のメンバーとの能力差は、なかなか埋まりませんから、
(つまり、組織全体としてのボトムアップに繋がらないから)

要は、チームとして取り組むためには、
いかに組織として纏まった動きを取れるかが、
となることが分かります。

そのためには、
個人で行っていることを個人のレベルで終わらせない
他のメンバーを巻き込みながら、
組織全体の動きへと変化させていくための 『仕掛け』が必要となります。


例えば、僕の職場では、利用者を四つのグループに分け、
それぞれのグループに職員を配置し、
担当させています。

このグループを最小単位の組織として捉え、
日々の業務改善のために、
いかに事業所全体としての業務改善に繋げていけるかを、

次回、
事故防止対策を例にして、
PDCAサイクル手掛かりにしながら、考えてみたいと思います。

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by hiro-ito55 | 2012-02-10 18:45 | 医療・福祉・対人支援 | Comments(0)

作業療法士です。日頃考えていることを綴ります


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