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マズローの理論を使ってみよう! (後)


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施設で行なう介護・医療サービスのうち、
しっかりとした生活介助と支援を受けていれば、

最低でもレベル②の欲求まで 
(つまり、生物体としての基本的な欲求まで) 
は、満たすことができます。

しかし、これは 『生物としての最低限の欲求』 ですので、
介護・医療のサービスの主目標が、
これを満たすだけのものであっては、
けして充分なサービスとは、いえないでしょう。

何故なら、人間は更に上の欲求、つまり、
親和や自我や自己実現の欲求の充足を目指す 
社会的生物』 でもあるからです。


例えば、衣・食・住は満たされてはいるけれど、
それを毎日、ひとりぼっちで繰り返している生活
というものを、想像してみて下さい。

誰かと何かを分かち合うことが出来ず、(親和の欲求⇒×
好きなことに打ち込むことが出来ず、(自我の欲求⇒×
他の人から、けして認められることがない毎日。(自己実現の欲求⇒×

そのような生活は、
人間らしく生きているとは
けして言い難いものがあります。

ですから、
僕らの提供する介護・医療のサービスというものは、
レベル③~⑤の 『社会的生物としての欲求』 も、
同時に満たすものでなくてはならず、

それができなければ、
けして充分なサービスだとは言えないのです。


何のためにレクリエーションをやるのか。
 何のために施設行事に参加していただくのか
。』

もし、それが分からずに迷ってしまったら、
利用者さんの、
親和や自我や自己実現の欲求 (つまり社会的生物の欲求) 
を充足させることを、考えてみては如何でしょうか。

そのためのレクリエーションであり、
作業活動であり、施設行事であり、
生活リハビリである

と、考えることができれば、
一応は理論的な裏づけをもって、

なんとなく行なっている日々の業務
見直しを行なうこともできます。


マズローの理論は、
介護職の方も、介護福祉士の資格を取るために勉強するらしく、
彼らにとっても、お馴染みの理論のようですが、

この理論を自分たちの仕事に照らし合わせ
それと結びつけて考えることが
なかなかできない方も多いようです。

マズローの欲求五段階といわれても、ピンとこない。』 
というのが、正直な感想かもしれませが、

こうやって考えれば、
マズローの理論も、けっこう現場で使えるものかもしれません。





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by hiro-ito55 | 2011-10-10 16:20 | 医療・福祉・対人支援 | Comments(0)

作業療法士です。日頃考えていることを綴ります


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